CYP2D6遺伝子多型の検査について

CYP2D6遺伝子多型とは

CYP2D6遺伝子多型とは遺伝子多型のことです。

人種に対して用いられている言葉なのですが、主に治療目的で使われることが多い言葉でもあります。
例えば、CYP2D6遺伝子多型に対して治療が効果的であると認められる検査方法、医療などを案内する際に用いられていることが多くあります。
今回は、CYP2D6遺伝子多型の用いられ方の一例として、実際のグレードなどの案内を通じてCYP2D6遺伝子多型の解説を行っていこうと思います。

まずグレードからとなりますが、グレードというのは信頼における評価を得られているかどうか・・・を示す際に用いられています。
そのため、CYP2D6遺伝子多型に対して効果的ではないという場合、C*といった低いランクが用いられるのです。

医療の現場では、○○という治療方法がCYP2D6遺伝子多型に対して有効ではない、もしくは医療において大きな成果をあげる根拠が無い・・・という場合に、C*のようなランクを用います。
それと、基本的にCYP2D6遺伝子多型はアジア系に対して用いられている言葉なので、世界全体に対して使っているわけではありません。

次に、実際に投与されたものとCYP2D6遺伝子多型の関連性などがまとめられる際に、どのような結果となったのか指し示す指標として、CYP2D6遺伝子多型のような言葉が用いられることもあります。
例えば、タモキシフェン、エンドキシフェンに代謝されるのかどうか、そのような難しい状況を指し示す際にCYP2D6遺伝子多型に対して、どれほど代謝を上げたのか示す形で用いられることがあります。

これにより投与されたものが、どれほどの代謝を生むのか測定されるわけですが、代謝というのは人種によって変化しますので、CYP2D6遺伝子多型のような言葉が用いられているわけです。

CYP2D6遺伝子多型と代謝

先ほど出てきたタモキシフェンですが、タモキシフェンの投与というのは、そのままタモキシフェン療法という名で知られています。

CYP2D6遺伝子多型に対してどの程度で代謝が変化するのかも、今では調べられていますので、以下のような結果についてもまとめられているのです。

まず、CYP2D6遺伝子多型に応じて症例をまとめあげていき、その中で代謝によってどのような変化があったのかまとめたものの中には、CYP2D6遺伝子多型であれば代謝の向上により、病気の発症リスクが低減するというまとめが存在します。
投薬により代謝の向上が認められた・・・という意味なのですが、タモキシフェン療法はCYP2D6に対して有効であるという証でもあります。
ただし、代謝の低い相手に対しては著しい効果が見られなかったという報告も存在します。